素敵なひと時

絵本の違いについて

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しかし、さまざまな価値観や経験、技量をもった人間が集まった中規模以上のプロジェクトチームをマネジメントする場合は、極力誤解がなく、こちらの意図やイメージが的確に伝わるように依頼や指示をしなくてはなりません。
注意すべき点として、映画のシナリオのト書きのように、何をどうしてほしいのか、作業の指示をできるだけ具体的に書くように心掛けましょう。 いつ、何を、どうするのか。
When、What、Howの視点で計画を記述します。 とはいえ、経験が浅くまだ自信もないメンバーは、できるだけ手取り足取りの細かい指示や指導を望んでいるでしょうし、逆にある程度経験があって高い技術をもっているメンバーに同様の細かい指示をすると、プライドを傷つけ、モチベーションを下げることになってしまうかもしれません。
あくまで状況や相手を見て、調節していきましょう。 形式的なフォームやチェックリストの記入でマネジメントをしているつもりになっているマネージャーはたくさんいますが、機械的なチェックならITでもできます。
マネージャーとしての能力を磨くためには、ITやビジネスだけでなく人間にも強くなりたいものです。 ただし、作業にはここだけは外してほしくないというキーポイントがあります。
そこについては、たとえ相手がどんなレベルであってもしつこいくらいに強調しておくのは間違いではありません。 強調しても忘れる人、見落とす人、全然気にしていない人が必ずいるものです。
計画書「計画書」とは、集合名詞といっていいほど漠然とした括りですが、最初に作られるものとして、プロジェクト企画書やプロジェクト憲章のような土台となる文書があります。 さらに実件業のガイドラインになる文書としては、基本的には仕事(-プロジェクト)の進め方に関する計画と、作り出す成果物そのものに関する計画に分けられます。

前者はスケジュール表、作業分担表、プロジェクト予算見積もり、進行チェックシートのようなもの、後者は基本仕様書、モジュール仕様書、システム設計書、実装ガイド(命名規則やコードの書式などを定義したもの)、関数やAPIのリファレンス、FAQ(よくある質問と答えのQ&A集)などが挙げられるでしょう。 計画を立てる際にもっとも必要な能力は、完成形からそこに至るまでの道筋をブレークダウンして分解できる想像力です。
ある成果物を完成させるために、どういう部品に分けるのか、その部品を作るためにどういう手順が必要なのか、その前提条件として何を定義してどういう人にやってもらうのかなど、空間的にも時間的にも、分解やイメージ操作ができる能力があると便利です。 このとき、WBS(WorkBreakdownStructure、作業分割図)のようなチャートを使って考えれば、誰でも仕事をブレークダウンすることができます。
とはいえ、ブレークダウンの精度を高め、より具体的で質の高い計画書を作るには、論理的な思考とリアルなイメージカの両方があって、このような技法を使うのが望ましいといえます。 たとえば、今からできるだけ短時間で野菜ラーメンを作ることをイメージしてみましょう。
まず生麺を茄でるという作業と、野菜をカットして炒めるという作業を並行してやる必要があります。 またタイミングも重要です。
あまりに早く野菜を炒めてしまうと食べるときに野菜が冷めてしまいますし、逆に早く麺を茄でてしまうと、野菜炒めを待っている間に麺が伸びてしまいます。 さらに盛りつける直前に、熱湯でスープを溶いておく必要もあります。
また、もっとも時間がかかるのは麺の茄で上がりでしょう。 麺の赤で上がりのように重要で、プロジェクトの成否を分ける作業は、計画段階から特に注意しておく必要があります。
このタイミングを合わせつつ、クリティカルパスを予定通りに完了することが、この「野菜ラーメン」プロジェクトの品質を決める、もっとも重要なポイントといえそうです。 そこで、麺の茄で上がりのタイミングから逆算して、野菜炒めとスープの準備をしていきます。

これらの計画作業で必要な能力を一言でいうと、「段取り力」といえます。 ある成果を実現するために、どういう手順で進め、そのためにどの時点で何が必要なのかを考え、用意するかという、つまりは日常の仕事や生活でも無意識に使っている能力を、明示的かつ集中的に発揮するのがプロジェクト計画ということになります。
計画書の効果しっかりとした計画が立てられ文書として整備されていれば、それ自体が作業の定義であり、作業マニュアルになります。 短い納期でミスやロスの許されないプロジェクトでは、各メンバーがその作業の全体での位置づけや何を作るかの定義、自分の役割を的確に理解し、効率よく動くことが不可欠となりますが、きちんとした計画書があれば、コンピュータのプログラムのように誰がどのタイミングに何をすべきかが一目瞭然になります。
逆に、これらの計画がきちんとできていないと全体の流れにマイナスの影響を与え、作業全体の遅れや品質の低下、そこから派生する体力やモチベーションの低下など、プロジェクトの失敗のタネをいろいろと派生させることになります。 計画段階でのシナリオ策定が重要な理由です。
最終的な目的を起点に、おおまかな流れから個々の作業へとブレークダウンしていく1≡層でとらえプロジェクト計画を立てる、といってもどこから手をつけていいのか困るのではないかと思います。 計画の立て方の基本は、まず何を実現するのかという大きな目標を中心に置きます。
このときの鉄則は、「目標を数値にする」こと。 たとえば、「このシステムの導入により、人件費を15%削減する」、「これまで3日かかっていた処理を半日ですませる」、「エラーの発生率を現在の0.5%から改善して、0.2%以下に抑える」といった、誰にでも理解できる具体的なものとします。
それを基本指針として、技術的なデザインなど成果物を作るための枠組み、コスト、スケジュール、その他のマネジメントに関する項目のおおまかな流れを分解していきます。 科学的かつ論理的にプロジェクトマネジメントを進めるために、段階(フェーズ)ごとに分け、さらに各部品やモジュールごとに分け、また管理すべき課題ごとに分けていくということです。
最後に、その各モジュールについてさらにブレークダウンを行い、それを実現するための環境やツール類、構築に必要なコスト、日数や人数などを算出していきます。 この辺りの数値をどう算出するかは難しいところですが、基本的には過去の事例を参考にするといいでしょう。
開発経験がある場合は、自分の経験から、だいたいどのくらいの時間がかかるか見当をつけられるでしょう。 ただし現場から離れて時間が経っている場合は注意が必要です。
わからない場合は、親しい開発者や外注企業側の責任者などに、通常どのくらいのペースでこなせるか、確認しておくといいでしょう。 またアウトソースする場合は、複数のベンダーの営業担当者に話を聞きます。

それぞれから見積もり(合いみつ)を取っておき、それを比較すればだいたいの相場がわかります。 ただし、コストだけでなく各ベンダーの評判や力量なども同僚から聞いたり過去の事例を調べたりして、確認しておきましょう。

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